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『 平塚らいてう賞 』受賞!

贈賞式 2022年10月8日(土)日本女子大学 新泉山館 1階 大会議室


 

長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科 客員教授、プラン・インターナショナル・ジャパン理事長、当財団監事でもある、

池上清子が『 第16回(2022年度)平塚らいてう賞 顕彰 』を受賞しました。



平塚らいてうとは


平塚らいてう(1886(明治19)年~1971(昭和46)年) 1906(明治39)年、日本女子大学校(現在の日本女子大学)家政学部を卒業。


 「元始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。」と平塚らいてうの書き出しで創刊した『青鞜』(1911・9~1916・2)は、初の女性だけの手による女性のための文芸雑誌で、女性解放運動の原点となりました。全国津々浦々から延べ160人の女性が参加し、女を抑圧し拘束する家父長的家制度や伝統的な結婚制度に反逆し、自由と解放を求める女たちの苦渋に満ちた生の様相がさまざまに表現されました。『青鞜』にはまた、多くの日本女子大学校同窓生が参加しました。  「平塚らいてう賞」は、男女共同参画社会の実現および女性解放を通じた世界平和に関する研究や活動に光を当てること、ならびに若い世代に対して平塚らいてう氏の遺志を継承していくことを目的としています。 (日本女子大学 平塚らいてう賞 サイトより https://www5.jwu.ac.jp/st/grp/raiteu/index.html)



テーマ:開発途上国での母子健康手帳を使った母子保健の推進とその評価

受賞理由:

 池上氏は、長期にわたり国連の国際公務員として国内外で活動を続け、リプロダクティブ・ヘルスに取り組み、近年は、世界平和と男女共同参画社会の実現を担う次世代の研究者、実務家を育てる努力を重ねてきた。国際NGO、プラン・インターナショナル・ジャパンの理事長として、子どもの権利を尊重し、途上国の女の子たちを支援するBecause I am a Girlキャンペーンを推進、SDGsの掲げる「誰一人取り残されない社会」を作りあげるために、その裏付けとなる科学的なデータの収集を行う活動を実践している。


 今回の活動のテーマは「開発途上国での母子健康手帳を使った母子保健の推進とその評価」である。実践例は、バングラディシュの農村で母子健康手帳、モバイルヘルスを用いての母子保健の推進活動であり、その結果も報告された。それに拠れば、妊婦健診の受診率が向上し、分娩・健診施設が改善され、新生児死亡率が低減したことが認められる。池上氏の目指すものは、女性の能力を強化し、女性自身と子どもの健康を増進させる活動である。


 今までの国際社会への貢献に加え、世界平和、男女共同参画社会の実現を俯瞰的に捉えるとともに、実現可能な活動の実行とその実証研究を行い、それをもとにさらに活動を発展させるという優れた実践方法を高く評価し、顕彰にふさわしいと判断するものである。




おめでとうございます。




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